入社して3年未満の「第二新卒」というタイミングでの転職は不安な人も多いのではないでしょうか。
- 次の会社は上手くいくのか不安
- 今の会社を辞めて後悔したくない
そんな悩みが私にもありました。
私は理系大学院を卒業して新卒入社した大手商社をわずか半年で退職し、3ヵ月の転職期間で未経験ながらもWeb業界の第一志望の会社へ転職することができました。
今は転職して本当に良かったと思っています。
- 26歳
- 社会人1年目
- 未経験の業界への転職
上記の不利な状況から内定をもらうために、転職活動で何をしたのか。
同じ状況で悩んでいる方のために、この記事で全て解説します。
転職活動で最も大切にしたのは「人生の軸を考えること」
最も時間をとって考えたのが「自分の人生の軸」を考えることです。
- 自分は人生において、何を大切にしたくて、そのために何がしたいのか。
- 何を大切にしているから、辞めた会社が嫌だったのか。
これを明らかにすることで、次の会社が「入ってよかった」と思える会社になります。
人生軸を考える上で、実際に考えた項目を紹介します。
1.「前職分析」で働き方の軸を決めていく
まずは前職の分析です。
私は前職の仕事内容が嫌で嫌で、退職してから転職したので、「前職」の分析になってます。
- 前職は何が嫌だったのか
- 前職に入った理由は何か
- それはできたのか
- できなかったのはなぜか
2.「自己分析」でやりたいことを深掘りする
次に行ったのが自分を知ることです。
- 「何をしたいのか」が具体的にわからないこと
これが就職活動で1番難しいポイントだと思っています。
だから、自己分析には徹底的に時間をかけました。
- 給料はいくら欲しいのか(経済面)
- どんなところで働きたいか(環境面)
- どんなことをしたいのか(仕事内容)
3.やりたいことを極端に具体化する
自己分析を続けるうちに、「極端」に考えることで、自分の軸が明確になることに気づきました。
- もし5億円持ってたら何がしたい?
- もし何でも成功させられる能力があるなら何がしたい?
- 理想の職場環境を思いどおりに作れるとしたらどんなの?
- 無限の時間を与えられるとしたら何をしたい?
上記のように極端な状況を考えると「本当にやりたいこと」を見つけ出せます。
転職エージェントへの相談(現状把握)
自分軸を明確にしつつ、早い段階から転職エージェントにちょくちょく相談しました。
エージェントなら転職のプロです。
転職市場全体を見ながら、より客観的な意見を言ってくれます。
エージェントによってアドバイスも個人差あるので、3人ほど会ってみましたが、かなり参考になりました。
実際に利用したのは次のエージェントです。
私の場合は、リクルートとDODAで「転職市場の全体感」や「自分自身の現状」を把握することができ、DYMで様々な選択肢を提案してもらいました。
また、「そんなこともPRすると効果的なのか!」と自分が気づけていない強みに気づくきっかけにもなりました。
正直、「意味があるのかな?」と期待せずに行きましたが、行ってよかったと思っています。
転職エージェントに言われた衝撃の事実「新卒入社半年だが第2新卒ではない」
私が衝撃だったのが、「26歳の一浪院卒では、第2新卒扱いにならない」という自分の現状でした。
第2新卒扱いでないのはかなり予想外でした。
私は大学院を卒業後、収入に惹かれて大手商社に入りました。
しかし、仕事内容に疑問を持ち、仕事内容を軸とした転職をするために、入社半年で辞めることを決断しました。
正直、スパっと辞めたのは、「第2新卒として見てくれるから転職は大丈夫だろう」という甘い気持ちがありました。
しかし、「第2新卒扱いではない」と転職エージェントではっきりと言われたんです。
私は、
- 「第2新卒」=「入社1-3年で辞めた人」
と思い込んでいました。
しかし、転職市場としては、
- 「第2新卒」=「社会人経験のある20代前半」
というのが一般的だったんです。
転職に不利な状況を突破する
「第二新卒扱いでない」という転職に不利な状況を突破するために、エージェントにアドバイスをもらった以下の項目を確実に固めていきました。
- 前職での経験のPRの仕方
- 「また、すぐに辞めるのでは?」という人事の不安を払拭すること
私は今の会社で採用面接なども任されるようになりましたが、「本当に会社に合う人なのか」は面接官側も不安なんです。
応募者のことは、応募者が1番よく分かっています。
- 自信を持って、「御社でなら幸せになれるし、貢献できる」と言える人
- そして、その理由が詳細に言える人
上記を満たしていれば、問題ありません。
自分のことをよく知り、自信を持って自分について語れる状態だったからこそ、不利な状況でもわずか3ヶ月で理想の会社へ転職できたのだと思います。
経験者による第二新卒転職成功アドバイス
ここからは自分自身の転職経験を元に、これから第二新卒での転職活動を行う人へ僭越ながらアドバイスをします。
1.転職エージェントに会う
まず初めの行動としておすすめなのが、以下のような転職エージェントにとりあえず会ってみることです。
自分の現状や転職市場を把握できるので、進むべき道が見えてきます。
「エージェントって意味あるのかな?」と私もはじめは思っていましたが、とても勉強になりました。さすがはその道のプロでした。
会うエージェントによって得意分野が違い、得られる気づきも違ったため、できる限りいろんなエージェントに会ってみることをおすすめします。
2.自分の軸をしっかりと定める
エージェントに会って現状を把握した後は、具体的に転職の軸を定めていくことをおすすめします。
私が転職活動を通して、最も考えたことは「人生で何を1番大切にするか」です。つまり、人生における優先順位です。
大切なことは人によって違いますが、大きく3つの軸に分かれると思います。
- 経済条件
- 職場環境
- 仕事内容
です。
どれを1番大切にしたいか、どんなバランスで大切にしたいかを考えることで、「転職先でゆずれないこと」が決まります。
「企業を選んで、志望動機を考える」では失敗します。
「こんなふうに働きたい」を実現するために選んだ企業を志望するのが成功のコツです。
明確な自分軸があればあるほど、志望動機が固まるので、内定も決まりやすくなります。
3.具体的な転職候補企業を選ぶ
自分軸までできたら、あとは具体的な志望企業を絞り込むだけです。
上記で紹介したエージェントに再度相談したり、転職サイトで具体的に絞り込んでいきます。
「働くビジョン」が既にできているので、後はマッチングする企業に会うだけでOKです。
まとめ
「企業を選んで、志望動機を考える」では失敗します。
転職を成功させるには「こんなふうに働きたい」というビジョンを固めることです。
そして、そのビジョンを実現できる企業を志望すれば、成功確率は高まります。
自分軸を考えるためには、情報が不可欠です。
転職市場。
自分の強み。
どんな企業があるのか。
どんな働き方があるのか。
これらの情報をインストールすると効率的な転職活動ができます。
初めの行動は転職のプロである「転職エージェント」から情報を教えてもらうことがおすすめです。
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